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ノウハウ流通を促進させる社内情報プラットフォーム整備
課題
ノウハウが分散し、業務の非効率と成長機会の損失につながっていた
社員数50名ほどのIT企業において、業務の進め方や技術的なナレッジが各メンバーの手元や部門内に点在しており、必要な情報を探して活用するまでに時間と労力がかかっていました。
情報の収集や確認に負荷がかかることで、ノウハウの属人化や再現性の低下が起こり、業務の非効率や社員の成長機会の損失にもつながっていたのです。
「誰かに聞いた方が早い」「あとで確認しよう」というように、情報にアクセスすること自体が後回しになりがちで、結果として組織全体での学びや改善の循環が止まりやすい構造となっていました。
アプローチ
ナレッジの属人化を解消し、全社的な生産性・学習速度が向上
解決策として取り組んだのは、社内情報プラットフォームの構築です。
設計にあたっては「利用のハードルを限りなく下げる」ことを重視し、アクセススピード、ページ構造、検索性、編集のしやすさなど、社員が日常的に使い続けられる環境づくりに注力しました。
導線設計では「目的の情報に3クリック以内で到達する」構成を徹底し、よく使うページやFAQなどはトップからの導線を明確化。さらに、情報の登録・更新も負担にならないようテンプレート化し、ナレッジ発信が継続される状態をつくりました。
導入から短期間で、社内利用率は非常に高い水準に到達しました。
情報を探す手間が大幅に減ったことで、業務の重複や確認工数が減り、社員ひとりひとりの対応スピードが上がったことが大きな成果です。
また、過去のプロジェクトや失敗事例が組織内で共有されるようになったことで、「一部の人しか知らなかったノウハウ」が“会社の資産”として活用されるように。
属人化の解消にとどまらず、組織全体での学習速度・改善速度の底上げにもつながりました。
情報が流れる組織になることで、日々の業務効率だけでなく、社員の成長実感や自律性も高まり、結果として事業全体のパフォーマンス向上にも貢献しています。