
APIを活用した業務連携の概念実証
あ、バラバラだった仕組みがつながった!
販売管理はAのソフト、勤怠はB、在庫はC、
情報はあるのに、あちこちの画面やファイルを行ったり来たり。
でも、もしそれらが自動でつながって、
「何もしなくても情報が流れてる」状態になったら──?
それを“試しにやってみる”のが、API連携の概念実証(PoC)です。
そもそもAPIって?
ざっくり言うと、システムとシステムをつなぐ“配管”のようなもの。
人が入力し直したり、ファイルを転送したりする代わりに、
機械同士でデータをやりとりしてくれます。
PoCでは、「この仕組みとあの仕組み、つなげると何ができる?」という問いに対して、
小さく試してみて、可能性を確かめるというアプローチをとります。
たとえば、こんなことができます
- スマレジの販売データをShopifyや会計ソフトに自動連携
- Googleフォームの送信内容をスプレッドシート→freeeへ転送
- 受注管理システムからSlackやLINEに自動通知
- 顧客情報をCRM・MA・LINEなど複数サービスで統一管理
- ExcelやCSVベースの業務をAPI化して外部サービスと連携
「いまは手動だけど、ほんとは自動でつながっててほしい」
そんな日常の“なんとなく不便”が解決できる世界です。
何がPoCの目的か?
- API連携が技術的に可能か?
- どこまで自動化できそうか?
- 実行にどれくらいの工数がかかるか?
- セキュリティや運用上のリスクはないか?
本格開発の前に“小さくつくってみて確認する”のがPoCの目的。
だからこそ、ローコスト・短期間で意思決定の材料が手に入るのが特徴です。
こんな企業におすすめです
- 複数ツールを使っているが、連携できていない
- 毎回ファイルを移したり、二重入力している
- 自動化したいが、どこから手をつければいいか分からない
PoCがあるだけで、
「やっぱりできそう」とも「一部だけやろう」とも判断しやすくなります。
つながる体験を一度見ておくことで、業務設計の精度も上がります。